空が見える場所から

はたち。女子大生の、感じたこととか考えたこととか。

【目標】スタバ以外の行きつけのカフェを見つける

池袋の西武口を出て、無印良品をもう少し進んだ先にあるスタバ。

結局いつもここに落ち着いてしまう。

 

私はネットで良さげなカフェを探すのが好きで、よくいれる検索ワードは

「池袋 カフェ 勉強 作業」

池袋が渋谷や代官山に変わることもあるが、家からの交通の便を踏まえるとやはりどうしても池袋が多くなってしまう。

ただここで問題がある。

都内のカフェに詳しい人なら周知の事実かもしれないが、池袋は渋谷など他の都心に比べるとおしゃれでかつのんびりと過ごせるようなカフェが圧倒的に少ない。

私がカフェに行く目的の90%は、勉強や読書だ。

Macbookを広げて調べ物をしたり、本を読んだり英語学習をしたり...

自己満足も含まれているとは思うけど、別にそれでいい。そもそも時間なんて自分一人のものだし、自分の時間をとても有意義なものに感じさせてくれるからもう最高。大好きなひととき。

 

このステキな時間を送るためには、どのカフェに入るかというのは重要項目。

 

明日時間があるしカフェに行こう〜と寝る前にウキウキ気分でカフェ検索をする。

 

あ、ここちょっといいかも。電源もWiFiも完備されてるし、広いし長いできそう。完璧!

 

良さげなカフェを見つけ、そこに行く明日をワクワクしながら眠りにつく。

新しいカフェとの出会いが自分の勉強もはかどらせ、きっといい1日にしてくれるに違いない、と期待しながら。

 

 

 

 

次の日。いつも通り池袋に向かう。

そして私が頼むのは期間限定の桜フラペチーノ。階段を上がって3階、いつもの丸机の席。

ふぅ〜落ち着く最高。。

 

 

 

 

 

そう、私がいるのはいつものスタバだ。昨晩検索して胸躍らせていたカフェではなく。

 

 

もうほとんど無意識というか癖というか...なんと説明するのが一番ピッタリだろう。

とにかく、気がつくと足が向かっている。

 

私は中学生の時からテスト勉強たびにここに来ていた。

高校になっても、受験勉強の時も、そして大学生になっても。どこかカフェで勉強をする時は必ずといっていいほどこのスタバに来ている。

 

多分そのせいだろう。

 

高校生までのお気に入りの席は10人くらいが座れる大机だった。ひとつの大きい席だけれど、ひとりひとりがそれぞれ別々のことに打ち込んでいる。会話目的で来る人達は大体2人用の机に座るから、この席は大抵ひとりで黙々と何かやっている人で埋め尽くされている。

 

この机が好きだったし、テスト勉強も、ここでなら一層頑張れる気がした。

高校生というのは抹茶フラペチーノかキャラメルフラペチーノを頼むものだ。私の知る限りでは。

それと、期間限定のフラペチーノ。冬の寒い日でも構わずフラペチーノを頼んでいた。夏でもホットのキャラメルマキアートを頼む今では考えられない。

JKはやっぱり最強なんだな〜と感じる。

 

高校生にとって、”スタバでフラペチーノを飲む”というのは、金銭的に頻繁にできるものではない。放課後いつも行って友達と長いこと喋ってるマックとは2倍3倍もの違いがあるのだ。

一杯で、当時の一ヶ月のお小遣いの10分の1もする。(当時の一ヶ月のお小遣いは5000円。)

 

だからこそ勉強が行き詰まった時、やる気がなくなった時にスタバに行き、もう少し頑張ろうと自分を奮い立たせる。

高校生の時の自分にとって、スタバは秘密兵器だった。

 

 

時は経ち、大学生。

アルバイトをして自分でお金を稼ぐようになり、自分の行きたいと思った時に好きにスタバにいけるくらいの金銭的余裕ができた。

”スタバでフラペチーノを飲む”というのは、もはや特別なものではなくなった。

 

 

大学生になると友達とお茶をするのもスタバではなく、表参道や代官山、自由が丘のお洒落なカフェを好むようになる。

新しいカフェを見つけることは、お気に入りの服を見つける時みたいにワクワクする。新しい自分も一緒に見つけられるような、大人になれるような。

とにかく、楽しい!

元々新しいもの好き、ミーハーな性格のため、どんどんカフェ開拓していきたい!

 

 

そう言いながらも、なぜ大学2年生の今でも私はあのスタバに足を運んでしまうのだろう。

 

たしかに電源、WiFi設備が整っているというのは重要なポイントだ。

ネットで調べた時に、充電できます!と書いてあっても、いざ行くとその席に通してもらえなかったり(その後わざわざ席変えてくださいというのもなんだか気がひける...)

WiFiの接続が悪かったり。

 

その他にも、新しいカフェに作業目的で行くと、ただ友達とお茶をしに行く際には気が付きもしないような点が気になってくる。

 

照明が暗い、ドアが開く度に風が通って寒い、机が低い、ガヤガヤしている...

 

 

 

 

結局、どこに行っても、あのスタバ以上に良いところはないのだ。

 

 

 

あとはやっぱり、中学生(正確には中3)から今まで約6年間で構築されたわたしとスタバとの関係の強さは誰にも、いや、どのカフェにも負けないということだろうか。

しかも、全国に沢山ある他のスタバじゃなくて、”あの”スタバ。

 

一種のパワースポットのような。

今までここで頑張ってきた記憶がしっかりこの場所に染み付いていて、来るたびに

今日も頑張れ!

と力をくれるような気がする。

 

 

 

初めて来た時、英語で会話する外国の方の多さにびっくりして。聞き耳たててリスニング力試したけれど全くわからなくて。

徹夜で迎えた試験1日目終わった後、2日目の科目もやばいから一息する暇もなくスタバに向かって勉強して。

塾の自習室で9時まで勉強したあと、移動してまた11時まで勉強して....

 

 

 

思い返すと本当に、頑張りがつまった場所。思い出がつまった場所だなあ。

 

 

 

でも、大好きなんだけどそれでも、

「オススメのカフェどこ〜?」

って聞かれた時に、スタバじゃなくて、

どこか違うところを教えられたらなあと思うのです。

 

 

こないだ渋谷のFREEMAN CAFEに行った時、青学の女の子は学校帰りにこういうところでお茶したりレポート書いたりするんだろうなと、ちょっと羨ましくなった。

 

 

 

とりあえず今年の小さな目標の一つは、去年できなかった、

”スタバ以外の行きつけのカフェを見つける”を達成することかな。